平成23年 9月25日(日):初稿 |
○「サビーカスの思い出1」記載の通り、パコ・デ・ルシアが登場する以前に熱中してLPレコードを聴いていたのがサビーカスです。 そのサビーカスの最後の来日が昭和48年12月で、当時、私は大学3年でその秋から司法試験勉強を本格的に開始してフラメンコギターの練習は抑えていたはずですが、来日するが仙台では演奏しないと聞いて、東京まで出て行きました。 昭和48年12月2日新宿厚生年金会館サビーカスコンサートチケット ○コンサートで配布されたパンフレットに、サビーカスは厚いテーブルクロスを指の爪で破ることが出来る程の強靱な指を持っていると書いてあったのを良く覚えています。残念ながらそのパンフレットは今手元にはありませんが、この時のコンサートの様子も良く覚えています。E列42番は、前から5列目の中央付近のまずまず良い席で、サビーカスの演奏ぶりがよく見えました。 ○パコ・デ・ルシア初来日時昭和47年3月時の年齢は24歳の若々しい青年でしたが、サビーカス最後の来日となった昭和48年12月時は61歳になっていたとのことです。今思うと61歳にしては、外見は老人臭さがありましたが、確か黒の礼服のような背広を着て、最初から最後まで一人で演奏しました。その演奏は、レコードと変わらず力強く且つ流麗で素晴らしいものでした。演奏する曲と曲の間に指慣らし軽く小さく弾く音も粒が揃ってシッカリ出ていたのが印象に残っています。 ○以下、マニタス・デ・プラタ、カルロス・モントヤ、マヌエル・カーノのチケットも残っていたので掲載します。 しかし、このご三方の演奏ステージの記憶が殆どありません。3人とも世界的な超一流のギタリストで素晴らしい演奏を披露してくれたはずですが、私の感性を合わなかったのか、殆ど記憶が失われているのが残念なところです。 以上:752文字
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