平成16年10月 8日(金):初稿 平成17年 5月15日(日):更新 |
繰り返しで恐縮ですが、業革シンポの話題です。 来年10月、金沢市で第14回業革シンポがあり、私は、「弁護士大増員時代に向けての新分野開拓」分科会にスタッフとして参加します。 「新分野」と言っても、未開拓分野だけでなく、失われた分野について、「失地回復分野」も含めることになり、私は、「失地回復分野」としての「交通事故」を担当することになりました。 「交通事故」が「失地」と言うと意外に思われる方が多いかもしれません。 しかし、昭和40年代までは、交通事故事件が、いわば弁護士業務のドル箱でしたが、示談代行付き任意保険が発売されてから、弁護士業務としての交通事故事件は、激減したと言われています。 その理由は、当HPの「私と交通事故」(恐縮ながら未完成)記載していますが、示談代行付き任意保険により、加害者側の示談代行担当保険会社社員が、被害者側の相談も行い、実質的には、仲介行為を行い、多くの被害者が弁護士に相談することなく、保険会社ペースで示談に応じているからです。 保険会社示談代行員の中には弁護士に依頼すると、弁護士費用が高くつき、手取額が、却って少なくなるなどと誤った説明をする者も多くいるようであり、又、弁護士側も交通事故というと定型処理的業務的に考え、積極的に取り組まない方も多い状況もあります。 弁護士業務から交通事故事件が激減した原因調査及びその失地回復方策検討が私の担当であり、今後、HP等利用して、勉強していこうと思っております。 以上:618文字
|