平成19年 2月26日(月):初稿 |
○「女が男を買う時代の進展-初の女性向けソープ雑感」で、性を買うと言う面でも男女平等が実現しつつあることを報告しましたが、加害者は男と思われていたDV(家庭内暴力)の面でも男女平等が実現しつつあるようです。 ○男から女へのDVが97.5%のところ、女から男へのDVは2.5%とまだ割合としては大変小さいものですが、一般論として男は女より面子を重んじ、女からDVを受けていても恥ずかしくて表に出さない例が多いと思われます。この数字以上に女から男へのDVがあるかも知れません。 妻が夫に暴力「逆DV」道内激増 道、男性の一時保護検討 昨年相談最多42件 2007/02/25 06:48 妻などが配偶者に暴力を振るう「逆DV(ドメスティック・バイオレンス)」被害に遭ったとして、昨年1年間で道に寄せられた男性からの相談が過去最多の42件だったことが24日分かった。道は、前年の5倍強と相談が激増したことを受け、現在は女性のみが対象の一時保護を男性にも拡大しようと、施設の確保など具体的な検討に入った。道によると、男性の一時保護は国内では例がないという。 道は、道内16カ所の「配偶者暴力相談支援センター」で電話などで相談を受けている。道のまとめでは、昨年一年間の相談は1668件で、うち男性からが42件(2・5%)だった。年代別では、若年層から高齢者までと幅広い。 相談内容は「殴るけるの暴行を受ける」「物を投げつける」といった身体的なものや、「大声で怒鳴る」「大切にしているものを壊したり、捨てたりする」など精神的なものに分類される。なかには「妻の暴力がエスカレートし、もう家にはいられない」と当座の日用品を持って本人が相談に来たケースもあった。 道によると、男性からの相談は2003年以前は0-1件で統計はとっていない。04年に3件を数え、05年は8件と年々増加。昨年を例に全国的にみると、男性からの相談は1%程度で、北海道の男性被害者の割合の高さが際立った。道は「北海道は開拓時代から男女共に対等な立場で働くなど、独自の地域性が影響しているのでは」と指摘。一方で「被害を受けても男性の場合、夫婦間のことは他人に話すべきではないという意識も強いようだ」としている。 道はこれまで男性相談者に一時保護が必要な事例はなかったという。しかし、昨年10月に函館市内で同居の女性による男性殺害や、12月には東京で妻が夫を殺し、遺体を切断して捨てるなど、DVに限らず、殺人事件に発展したケースを重視。「深刻な事件には兆候がある。生命に危険が及ぶ前に、男性被害者も女性と同様に一時保護の必要がある」(道環境生活部)と判断。現在ある道内11の一時保護施設がすべて女性専用のため、男性については救護施設や老健施設など、中核都市ごとに既存施設に保護を委託して対応する考えだ。 昨年4月の内閣府の調査で「配偶者から暴力を受けてもだれにも相談しなかった」と答えたのは、女性で46・9%、男性で84・4%と、1人で悩みがちな男性の傾向がうかがえる。道はケアが必要な男性のDV被害者が潜在的に多いとみて、「支援センターが男女に関係なく相談を受けていることを知らない男性は多い。暴力はエスカレートするので、早めに相談してほしい」と呼び掛けている。相談に関する問い合わせは、道環境生活部(男女平等参画担当)(電)011・221・6780(平日の午前9時-午後5時)。 以上:1,419文字
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