平成18年11月19日(日):初稿 |
○久しぶりに知財の話題です。平成18年11月19日午後2時から5時まで仙台弁護士会館で「弁護士知財ネット」東北地域会立ち上げ1周年記念勉強会を開催しました。 ○全国弁護士知財ネット東北地域会は、登録メンバーはおそらく30人近くいるはずなのですが、実際活動は、毎月1回私の事務所で弁護士寺本振透氏著「ケースメソッド知的財産法」を使用し、担当者を決めて、著作権法と特許権法の例題を各2題ずつレポートして貰う勉強会を開催しているだけで、出席者はいつも僅か数名です。 ○私自身は日弁連知財仲裁センター委員になっている関係で名目上「弁護士知財ネット」東北地域会代表になっていますが、知財勉強は不熱心で、一番熱心に取り組んでいるのは修習54期で弁護士5年目の石井慎也弁護士です。 ○彼は仙台弁護士会では知財に熱心に取り組んでいることが知られており、他の弁護士からの紹介等で知財関連事件が月に1件程度は来るようになったとのことで、やはり熱意を持つと事件は来るようです。私自身は、交通事故や男女問題に熱意を持てるのですが、知財には殆ど熱意を持つことが出来ません。 ○数ヶ月前、一度不正競争関係の訴訟事件を紹介されましたが、やる気が起きず石井弁護士を紹介しました。石井弁護士は、仙台弁護士会に知財の石井ありと全国的に有名になる程に伸びて仙台弁護士会の知財エキスパートになって頂きたいと念願しております。 ○平成18年11月19日の全国弁護士知財ネット東北地域会立ち上げ1周年記念勉強会は、「ライセンス契約作成に関する実務的検討」とのテーマで講師は,「最新判例からみる商標法の実務」等の知財関係著作の多い小林十四雄先生でした。 ○小林先生は、全国弁護士知財ネットの監事をつとめられる商標協会やライセンス協会の重鎮です。豊富な経験にもとづき、かつ、気さくにノウハウをに教えて頂けると紹介頂いた方から伺っていましたが、正にその通りでした。大変恐縮ながら事前に弁護士検索すると1925年生まれの御年81歳とのことでちと心配でしたが、3時間に渡り、若々しい良く通るお声で、正に実践に役立つ講義をして頂きました。 ○折角の名講義の受講者は僅か8名で申し訳ないところでしたが、参加された皆さんは大いに刺激を受け、知財学習意欲を掻き立てられたものと思われます。先生には懇親会にもご出席頂き、知財に限らず気さくに有益なお話を伺い、特に65歳頃からスキーを始めて3級までお取りになり、今でも毎年安比高原にスキーに行くと言うお話には大感激でした。私も先生の様に「素敵に年を取りたい」と思った次第です。 以上:1,065文字
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