平成19年 9月18日(火):初稿 |
○「AVルーム作製記1」に「昭和61年暮、私はバブルの泡で少しばかりのあぶく銭を手にした。そこで数年来の懸案であった本場スペイン製のフラメンコギターの購入を思い立ち、フラメンコ気狂いの友人に相談した。ところが、彼は、少なくともその二倍以上の金を出さないと良いものは買えないという。」と記載しました。 ○ここでの「少しばかりのあぶく銭」とは実は30万円の予算でした。「35年ぶりにフラメンコギター購入-ギター購入歴」に記載したとおり、お気に入りの松永仁一郎氏作のクラシックギターが新品価格で35万円だったので30万円も出せば良いフラメンコギターが買えると考えていました。 ○しかし、フラメンコギターの名手でもあるその友人は、本場スペイン製では30万円程度では良いギターは買えず、良いものを買おうとしたら最低50~60万円出さなければならないと言い、実際、彼はそれ以上の価格のフラメンコギターを所持していました。 ○それは平成19年の今からは21年も前の昭和61年の話です。当時、弁護士歴6~7年目で売上も今の数分の1しかなく50~60万円と言えば大金でした。私の腕前ではそんな高価なギターは宝の持ち腐れで、購入は諦め、たまたまオーディオショップ「のだや仙台店」を覗くと、ソニー製の27インチモニターテレビをメインとするAVセットが格安掘り出し物として30万円で売っており、こちらを購入して、その後のAV(オーディオ&ビジュアル)マニアとなるきっかけとなりました。 ○その21年後、ネットであちこちのギターショップを覗き、最終的には、平成19年9月16日、楽器の街東京/御茶ノ水にある、クラシックギター、フラメンコギター、エレガットの専門店「ラックギター」で表題の松岡良治M-150Fを11万円で購入しました。昭和40年に3000円の古賀ギターを初めて購入してから、実に42年の歳月を経て、ようやく10万円を超えるギターを購入することが出来ました(^^;)。 ○「ラックギター」は初めて訪れましたが、HPに顔写真のある店長の佐々木さんが、大変、親切に且つ正確にアドバイスしてくれ、信頼できると感じたので、20~30分試奏後に、迷うことなく松岡良治M-150Fに決めました。最大の理由はコストパフォーマンスです。 ○新品価格39万円のホセ・ラミレスFL-2/フラメンコ・ギター(中古23万8000円)も試奏しましたが、リオン製補聴器をつけた私の耳には松岡良治M-150Fの方が心地よく響き、佐々木さんも私の弾く曲では、松岡の方が良いと言ってくれたからです。この松岡でしばらく練習し、本場スペイン製の50万円以上のフラメンコギターが欲しくなる程に腕前が上がるか試してみます。 以上:1,120文字
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