平成17年 7月 8日(金):初稿 |
○昨日平成17年7月7日は宮城県民会館大ホールで息子と3年ぶりに北島三郎コンサートを観てきました。 いつもはチケット売り出しと同時に最前列の席を取るのですが、今回はチケット購入が遅れて、前から7番目の席でした。 ○3年ぶりの北島三郎氏、昭和11年生まれなので今年は60代最後の年ですが、3年前と見た目は殆ど変わりません。金髪に染めた髪も板について却って若返ったようにも見えました。私の方が、老眼が進み、特に左目だけで見ると舞台の北島氏の顔がぼやけてしか見えず、3年前から老化が進んだことを自覚してしまいました。 ○北島氏の歌ですが、最初の1,2曲は、声が割れ且つ力が入り、喉が荒れ疲れているのではと感じましたが、歌い進むほどに、声の割れが少なく、軽やかになっていき、流石、芸道44年のプロと改めてその凄さを実感しました。 2時間殆ど出っぱなしで歌い続け、恒例になっている最後の「祭り」もビシッと決め、チケット代8000円分のサービスは十二分に提供していただきました。 ○北島氏は歌もさることながら話術も巧みで、その巧みさに益々みがきがかかっているように感じました。 北島氏の下積み時代の苦労話、奥様との出会いのきっかけ等の話は、これまで何度も聞かされていますが、何度聞いてもホロリとさせられるのは彼の人柄であり、宮城県民会館大ホールほぼ満席に埋まった北島ファン全員同じ思いでしょう。 ○北島コンサートはカラオケに熱中していた平成2年頃から、新宿コマでの公演も含めて10回近く観てきました。氏は、同じような話でも話の運びを変えるなど微妙に変化させて新しい話に聞こえるように工夫をしています。巧みなのは話の間の取り方です。いかにも見え見えのダジャレやジョークも彼が話すと嫌みに聞こえません。 なんて言うと贔屓の引き倒しになるかも知れませんが。 ○69歳になってもはつらつとしているのが羨ましく感じました。若さの秘訣として派手な衣裳をあげて居るも印象的でした。ステージに立つから当然目立つ派手な衣裳になります。人間年を取ると、自分から若さも取り上げるようになる、例えば、もう50過ぎたのだからそんな派手な色のシャツは似合わない等と自分から年を取っている人が多すぎると述べていました。ホントにそうですね。 北島氏が何歳になるまで派手なステージ衣装で歌いまくるか、ずっと観ていこうと思った次第です。 以上:978文字
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