平成24年 1月10日(火):初稿 |
○「NHK大河ドラマ50年に振り返る我が人生の来し方2」に「業務合理化の面ではデータベースソフト桐を通じて業務の合理化・省力化の工夫を、これでもか、これでもかと繰り返したことが大きかったものです。」と記載していましたが、私は、平成4年6月頃初めて日本語データベースソフト桐使用を開始し、平成6年5月初めて一括処理を使用し始め、この頃から、桐にのめり込んでいき、平成24年5月で桐使用歴丸20年になります。 ○桐にのめり込んだ私は、法律事務処理の全てを桐で処理すべく、それまで、DOS版一太郎、松、WIN版一太郎、ワード等ワープロソフトで作成していた法律事務処理文書を次々に桐での作成に変更して、平成13年裁判所文書が、ようやく、A4版横書に統一されてからは、訴状始め各種裁判申立書、準備書面等全て桐での作成システムを考案し、事務所で作成する文書の99%を桐で作成するようになりました。 ○勿論、桐は基本的にデータベースソフトですから、文書作成だけでなく、スケジュール管理、会計管理等も得意であり、会計管理も当初、アシストカルクという表計算ソフトで行って居たものを、平成5年から桐での管理に切り替え、徐々にシステム化して、平成8年頃までに桐による零細事務所向け簡易複式簿記システムを作り上げました。その概要は、「小松式複式簡易会計帳簿ドキュメント(h8.12.8作成)」に記載しています。 ○この小松式複式簡易会計帳簿を作成するに辺り、複式簿記の基本を勉強し、複式簿記とは何と合理的なものかと感嘆しました。人類の商業・経済発展のための二大発明は、「会社組織」と「複式簿記」と聞いたことがありますが、納得できました。小松式複式簡易会計帳簿は、会計専門ソフトである大番頭・小番頭、弥生会計等に比較すれば、全く単純でレベルの低いものですが、桐で作っているため、他の顧客簿・事件簿等と連動・リレーショナル化して、そのデータを利用して領収証・請求書等の発行も、「一度入力したデータは二度と入力しない」で済ませることが出来る事が強みで、総合考慮すれば、大番頭・小番頭等の会計専門ソフトより便利であると自負しています。 ○この小松式複式簡易会計帳簿ですが、私自身の桐マスターレベルの低さから、会計年度ごとに新たにフォームを作らなければならない不便があったところ、桐師匠【多遊】さんに、各年度の共通フォームを作成頂き、編集対象表を年度に応じて変更するだけで新たなフォームは作る必要がなくなりました。新たにフォームを作ると言っても前年度分をコピーして、編集対象表を変えるだけですが、使用フォームの数が多く、且つ、各フォームに貼り付けてある他フォームを呼び出すための各コマンドボタンのフォーム名も全て書き換える必要があり,結構、手間暇がかかっていました。 ○【多遊】さん作成の共通フォーム利用で、年度が替わる毎に新たなフォームを作成する面倒はなくなりましたが、会計TBLだけは、毎年、新たに作成しなければなりません。この会計TBLは、項目数が84もあり、且つ、内71項目には計算式が貼り付けてあります。新たな作成方法は、前年度分をコピーしてファイル名を会計23.tblから会計24.tblに変更し、前年度データを全行削除し、且つ、表整理をかけるものでした。 ○しかし、今般、【多遊】さんにTeamViewer経由で指導を受けていたところ、なんと、前年度ファイルからの「書き出し」で、「表の枠組」を使えば簡単に出来る事が判明しました。 桐ヘルプでの「書き出し - 表の枠組み([ファイル]メニュー)」には 編集対象表と同じ表を新規作成します。データは書き出しません。 設定画面では、新規作成する表の名前を指定します。 とあります。 コピーして,ファイル名を変更して、全レコード削除し,表整理をかけるとの作業が、この「書き出し-表の枠組」で一発で出来たのです。桐使用歴丸20年が聞いて呆れる失態でした。しかし、このような状況が、まだまだ山のようにあるはずです(^^;)。 以上:1,654文字
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