平成17年 2月15日(火):初稿 平成17年 5月15日(日):更新 |
○今朝も4時起きで桐による消費者破産申立書式作成に没頭し、当面必要なものはほぼ出来上がりました。 2005年になって既に多重債務整理事件を12件受任し、内5件が自己破産申立事件で、昨年末に受任していた事件を含めると新破産法の下で申し立てしなければならない自己破産事件数が10件近くになっていたからです。 ○仙台弁護士会で作成し配付した破産申立マニュアルは大変良くできており、これを元に作成しました。 従前に比較すると提出しなければならない書式が相当増えました。大量の事件処理をしなければならない裁判所書記官、裁判官が、概要を迅速に把握できるように相当工夫されております。 ○20数年前弁護士になったばかりの頃から消費者自己破産申立事件は多数取り扱ってきましたが、当時の破産申立書式は現在とは比較にならないほど簡素でした。 当時は、消費者破産事件はむしろ例外的な分野で、書式等の文献も殆ど市販されておらず、熱心に多重債務者問題に取り組んでいたのは、大阪の木村達也弁護士等が中心なって設立した全国サラ金問題対策協議会位でした。 ○そのため殆どの弁護士は全国サラ金問題対策協議会が作成した自己破産申立マニュアルを利用して破産申立を行っていましたが、簡素すぎて、各弁護士毎に書式も異なっていたものと思われます。そのため事件数が増えてくると裁判所も概要を把握しやすいように詳しい陳述書の書式を準備してこれに従って記載するように指示してきました。 ○今回の新破産法での書式はこれまでの積み重ねの集大成という感じで精緻を極めます。少々くどすぎるのではと感じる面もありますが、データベースソフトの桐でつくのには馴染みやすいものです。 徐々に桐法律実務コーナーにご紹介していきたいと思っております。 以上:727文字
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