平成27年 1月11日(日):初稿 |
○平成27年は、1月10日に始めて筋トレ師匠川上利宏氏の筋トレレッスンを受けました。「ベンチプレスで手首を痛めない方法備忘録」の平成27年1月5日更新情報で記載したグリップの変更について、私なりの変更後の方法の是非を確認しました。 ○それまでは左上の写真の様にシャフトを手のひらの中心部で支えていたものを、左下の写真の様に手首をハの字型にして、シャフトが手首の中心部を通るようにグリップを変えたことを報告して、実際に私のやり方を川上氏に見て貰いました。すると、手首を余りハの字型にしすぎると、今度は親指付け根の関節に負担がかかることを指摘されました。確かにハの字型にしてシャフトが手首の中心を通るようにすると手首が後ろに反って関節を痛めることは防げるようですが、親指の付け根側の関節を痛める可能性があります。 ○それを防ぐためにはハの字型を緩めて手首が前腕と真っ直ぐにつながる自然な角度にする必要があるとのことです。手首が前腕と真っ直ぐにつながる自然な角度にするとシャフトは元のやり方のように左上の写真の様になってしまいます。色々工夫して、前腕と手首が出来るだけ自然に繋がるようにし、且つ、シャフトは左下写真の様に手首の中心部を通るようにするには、シャフトを握るときの前腕と手首の角度を微妙に調節する必要があります。 ○余りハの字型に開くと親指付け根側の関節に負担がかかりますので、この負担を出来るだけ軽くするため、ハの字を緩める程度の微妙な調整が結構大変です。現在出版されている最も詳細な解説書である体育とスポーツ出版社の「ベンチプレス 基礎から実践」では、12頁に「■グリップ」として「正しくは手首の延長線上に当たる部分にバーを乗せるような握り方となります。これにより手首が若干斜めを向くことになるのですが、手首が反ることが少なくなり、手首を怪我する可能性を減らすことができます。」として写真を示しています。その写真は、左の下の写真のようにシャフト(バー)が親指の付け根から手首中央付近に沿って乗っています。 ○同書201頁には、「■グリップの握り方」として次のように記載されています。 「胸が高くなるタイプ」でのグリップの握り方は、肩甲骨の寄せを維持しながら「自然に肘を開いて胸を広げる」肘の使い方をよりスムーズにさせるため、手のひらに対してバーを斜めに握るグリップ、「斜めグリップ」や「ハの字グリップ」と言われるようなグリップで握ることが多くなっています。○最後に「このため、トレーニングを続け、自身で試しながら自分に合ったバーを握る感覚や意識を身につける必要があります。」と記載されており、グリップの難しさを痛感させられます。兎に角、「手首の延長線上にうまくバーを乗せること」を如何にして実現するかが重要です。 以上:1,507文字
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